クロいやつに決めたよ

やすし犬舎から、なんの因果かわが家に連れてこられたクロいやつ。

このクロいやつには、兄弟がいた。

アカいメス。

どちらを連れて帰るか。

アカかクロ。

メスかオス。

アカとは柴犬といえば皆さんが想像するあの一般的な茶色のこと。

ちなみに、柴犬には他にゴマとシロがあるが、数は少ない。

みんな大好き柴犬の子犬を見てしまったら、その日のうちに家に連れて帰りたい。

オクサマと小僧君は、どちらにするかで悩むのだ。

いやいや、柴犬を飼うか飼わないかでしょという私の心の声は届かない。

二人の頭にはこれから待ち受けるバラ色の柴犬生活のことしか浮かんでいないのだ。

誰が、散歩に連れて行くのか。

誰が、食事をあたえるのか。

誰が、トイレの始末をするのか。

誰が、しつけをするのか。

誰が、病院に連れていくのか。

そんなことは、彼らにとっては問題ではない。

彼らは、気分が向いたときに戯れてくれる従順なかわいい柴犬とのハッピーな生活のことしか頭になかった。

それは、7年経った今、証明されている。

誰が?

それは、私だ。